もの忘れ
もの忘れ
「もの忘れ」は、歳をとることでも自然に生じていくものです。
しかし、「もの忘れ」の中には、「加齢に伴う自然なもの」と、「認知症の症状としてのもの忘れ」があります。
●経験の一部ではなく、経験したもの全体を忘れてしまう
●物事の段取りが分からなくなる
●性格や人柄が大きく変わってしまう
●感情が不安定になった、怒りっぽい
●そもそも、「もの忘れ」かどうかも分からず、自分では認められない
●今いる場所や時間、季節などが分からなくなる
●家族のことがわからなくなる
などの症状がみられる場合には、認知症の可能性を考えます。
考えられる疾患
軽度認知障害
アルツハイマー型認知症
レビー小体型認知症
血管性認知症
その他、高次脳機能障害や神経変性疾患など
治療、サポート
もの忘れ自体の改善は現代の医学では限界がありますが、一緒に生じている様々な精神症状には対処できることもあります。
西洋薬や漢方薬を使用していきます。
また、生活リズムを整えるための助言なども併せて行っていきます。
認知症は進行する病気ですので、早めに一緒に対策を考えていきましょう。